リガ!フリーツアーで巡る、旧市街の内側外側。<ブレーメン像・中央市場・アルベルタ通りなど観光>

ラトビアの首都、リガにやってきました。リガの旧市街はちょっと小さめなので、半日もあれば周りきってしまいます。「リガ 観光」で調べると出てくる「猫の家」「三兄弟」などのスポットも、実際に行ってみると期待していたほどではない普通の建物だったりして、街をうろうろしているだけだとちょっと物足りないかも…。

しかし!!そんな観光客の味方がFree Tourです。ホステルで同室だった人に勧められ、参加してみたところ、旧市街の外にまで連れて行ってくれて、ラトビアやリガについて、いろいろ教えてもらうことができました。そんな旅の記録です。

リガ旧市街

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リガ 旧市街の街並み

リガの旧市街の様子です。石畳や建物の外装など、レトロな雰囲気です。ただ、写真にもギターのオブジェがありますが、他にもモダンなカフェ・洋服屋さんが多くあり、中世風の世界観には浸りきれないのが、私には少々物足りなかったです。

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リガ Hobbywool

リガのかわいいお土産屋さんとしてちょっと有名なHobbywoolです。ありがちなお土産を売っているありがちなお店とは異なり、可愛らしく、しっかりとした製品を選んで売っているようでした。ラトビア模様の編み手袋制作キットなど、ユニークなお土産もありました。

そのお隣にあったViensetaというお土産屋さんも、個人的にはすっごくお勧めです。ラトビアのお土産はたいていラトビア模様が入っていて、可愛らしい半面、ともすると「かわいくなりすぎ」と感じてしまうことも…。ここのお店には、他よりも落ち着いた色合い・雰囲気のラトビア模様グッズが多く、ありがたかったです。

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リガ お土産の屋台

旧市街の広い通りや広場には、お土産の屋台がたくさんあり、ハンドメイドのお土産を買うことができます。最近寒くなってきたので、おばあちゃんの編み手袋が活躍しています。

フリーツアーで巡る、リガ旧市街・外側

午前の一人散策を終え、午後は二時間ほどのFree Tourに参加してきました。一人では知りえない文化等についても教えてもらえて、楽しかったです。

ブレーメンの音楽隊

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リガ ブレーメンの音楽隊の像

この像は、リガとブレーメンが姉妹都市であるため、寄贈してもらったものだそうです。双方ともハンザ同盟に加盟していたので、古くから繋がりがあったとのこと。像に触ると幸せになれるという言い伝えがあるため、触られまくった頭が金色に輝いています。

中央市場

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リガ 中央市場

この四つの建物が中央市場です。

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リガ 中央市場

その中と外で、野菜・魚・肉などあらゆるものが売られていて、とっても賑わっています。日本では見たことのない食べ物があったり、見たことある野菜でも形が全然違ったりと、散策しているだけでかなり楽しいです。ただ、治安はそんなに良くないそうなので、スリには気を付けてください。

中央広場近くの倉庫群

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リガ 倉庫群

中央広場やホロコーストの展示の近く、川沿いに、写真のような薄い色のレンガ造りの建物がいくつも並んでいる地区があります。これらはもともと倉庫で、昔、リガに港があったころにバリバリ活躍していました。しかし、近代に入り、リガの港は50kmほど移動してしまい、これらの建物は倉庫としての役割を終えました。しばらくの間は浮浪者やアルコール中毒者が集う、治安の悪いエリアとなってしまっていたのですが、近年になり再開発がスタート。現在ではカフェやレストランが多数並ぶ、おしゃれなエリアとなっているそうです。

モアイみたいなおじさんの正体(クリシャーニス・バロンスさん)

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Krišjānis Baronsの像

ツアーの最後には、旧市街にへも近いVermanes Gardenへ行き、このモアイのようなおじさんを鑑賞しました。このモアイみたいなおじさん、実は街のいたるところにいるのです。

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リガの道端で見つけたバロンスさん

このおじさんの名前はKrisjanis Barons(クリシャーニス・バロンス)といって、ラトビアのフォークソングを収集し、国の音楽に多大な影響を残したことで有名なのだそうです。また、ラトビアは「音楽の国」であり、音楽教育への支援が手厚く、国民の半数以上が音楽教室に通ったことがあるらしい!言われてみれば、トランペットやらなんやら難しそうな楽器を弾きこなす子供バスカー(大道芸人)が、他の国よりも多かった気がします。そんな、音楽にご縁のある国だからこそ、バロンスが愛されているのかもしれません。ちなみに、なぜいつもモアイみたいにされているのかは、謎です。

上記の場所は、下記のRiga Free Tourで連れてってもらいました。懐具合に応じてチップを払えばよいので、お金のない学生さんにもお勧めです。

Yellow Free Tours // Tallinn - Riga - Vilnius - Tampere - P�rnu - Kaunas

アルベルタ通りのユーゲントシュティール建築群

「ユーゲントシュティール」とは、フランスの「アール・ヌーヴォー」に対応し、人間や動植物をモデルに、曲線を巧みに取り入れ、従来のものに縛られない様式を指す…らしい。平たく言うと、「変な人間や生き物が彫られた建物だらけの通りがあるから、行こうぜ!」ということで行ってきました。

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リガ アルベルタ通りでユーゲントシュティール建築群を鑑賞

こちらが、ユーゲントシュティール建築群が立ち並ぶアルベルタ通りです。旧市街からはちょっぴり離れているものの、十分に歩いていける距離です。思っていたよりも小さい通りで、油断していると気付かず通り過ぎてしまいそうでした。

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リガ アルベルタ通りのスフィンクス

中学校で、こんな顔の数学教師に習ってました。

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リガ アルベルタ通りのドラゴン

こっちは普通にかっこいい。

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リガ アルベルタ通りのおじさん

このおじさん、どんな気持ちなの?

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リガ アルベルタ通りのガンダム

こんなガンダムいそう。ガンダムよく分かんないけど。

と、そんな感じで変な彫刻を見ていました。彫刻を見るのは面白かったけど、いかんせん通りが短いので、ちょっと物足りなかった気がします。あと、この後他の国でも、通りの建物の柱に彫り込まれた人なんかは割と見たので、めちゃめちゃレアな光景だったかというと、そうでもないような…。建築好きな人なら、もっと楽しめたのかもしれないです。

おまけ

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リガ cat hostel

街の散策中に、にゃんこ用のホステルを発見しました。発想が可愛すぎる…!!

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リガ ワーグナーの家

旧市街には、かの有名なオペラ作家、ワーグナーが一時期住んでいたという家がありました。借金を重ねすぎて、ヨーロッパ中を借金取りから逃げ回っていたらしい。おいおい。

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ここをリガ川が流れていました

何の変哲もない一枚に見えますが…実はここを昔、「リガ」という街名の由来となった川が流れていたのだそうです。ある意味、「リガ発祥の地」ですね。

リガを堪能した後で、バルト三国最後の国、リトアニアの首都ビリニュスへと旅立ちます!続く